車で流浪する家族

 

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/3/3c/Langechildren2.jpg/800px-Langechildren2.jpg                                                          

                「大恐慌により家を失い、流浪(るろう:wandering

                                                           の身になった子どもたち」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E7%95%8C%E6%81%90%E6%85%8C#/media/File:Langechildren2.jpg

 

【この写真のメッセージ】

 空前(くうぜん:unprecedented)の経済的繁栄にあったアメリカで国民に普及したものの一つが、自動車であった。彼らはローン(借金)で、必ずしも生活必需品(ひつじゅひん:necessities of life)ではない商品を次々と買うという、いわば「無駄遣い(むだづかい)」を繰り返した。そのため、「大恐慌」で仕事と収入を失ったときには、もはや貯金もなく、家まで失うことになったのではないだろうか。そう考えれば、最も高価な無駄遣いであった車は彼らの「過ち(あやまち:mistake,error)」の象徴(しょうちょう:symbol)であると言ってもいい。つまりこの写真は、彼らアメリカ人の大きな不幸の原因が何であったのかを示しているのである。

(不幸の原因は、要するに、アメリカ経済の繁栄の下、冷静な判断力や常識(じょうしき)を忘れ、身分不相応(みぶんふそうそう:(beyond one's means)に)商品を買いまくったこと)

 

【この写真を選んだ理由】

 仕事も収入も家も全て失いながら、しかし車だけは手放さない(てばなさない:do not part with)、そして車に頼るというところが、いかにも車大国(くるまたいこく:車に乗ることが生活の一部であり、誰も彼もが車に乗る、みんなが車を持っている、motorization社会)のアメリカ人らしいと思ったから。

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